きっかけ1 カフェ好きの苦難

私の両親は学生時代行きつけの喫茶店が同じだったことがきっかけで出会いました。



私も幼いころからよくその喫茶店に一緒に連れて行ってもらい


美味しいエッグサンド

両親が注文するドライカレーとコーヒーの香り

ゆったりとした少し不思議な空間の中で


夢を見ているような非日常的な気分になるのが大好きでした。



成長し、地元のおいしいケーキ屋さんに勤務し

休みの日は友人とカフェでのんびり過ごす日常がとっても幸せで、


「いろんなカフェを見てみたい


本場のカフェで働きたい


将来自分でもカフェを開きたい」



という思いからコーヒーの街メルボルンに来ました。



運よくカフェで就職でき

コーヒーが日常生活の中に浸透しているメルボルンで早朝から夕方まで働く日々。


テイクアウトしたコーヒーを片手に出社して

会議でまたカフェに戻ってきて

ランチや帰宅途中にもまた立ち寄る

ビジネスマンやビジネスウーマンに憧れうっとり♡



そんなかっこいいおしゃれな女性になりたかったのですが...


なりたかったのですが.......



実は私はコーヒーが飲めません。




コーヒー好きの父とバリスタをしている妹が


「コーヒーの酸味が...深みが...」


と話しているのを指をくわえて羨ましく思っていました。



おしゃれなコーヒースタンドでコーヒーを頼まず

瓶入りのスーパーでも売っているようなジュースだけを注文する時の

申し訳なさとなんとなく感じる疎外感。




フラットホワイトやラテなどミルクが入っているものは

どうにか飲めるようにはなりましたが

ブラックコーヒーの苦みは未だにさっぱり。



更に妊娠、授乳期はカフェインを控えていたので頼みの綱のラテ+お砂糖たっぷりさえも自粛。



でもカフェや喫茶店の雰囲気にどっぷり浸かりたい。

コーヒー飲めないけどコーヒースタンドにも行きたい。



私のようにコーヒー苦手なカフェ好きや

妊娠、授乳中の方

今日はカフェイン摂取しすぎたけどまだカフェに行きたいという方々が

美味しく安心して頼めるドリンクメニューがたくさんあったら....


おしゃれなコーヒーショップでも大きな顔をして堂々と居座れるコーヒー以外の飲み物はなんだろう?


そんなことを考えながらメルボルンで過ごしていました。


つづく



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