愛のスパイス?????????

私はチャイが好きです。


シンプルに

クローブとカルダモンとシナモンを

パキっと軽く潰し

お鍋に水と一緒に入れ


沸騰したらルイボスを入れて

抽出し


豆乳を入れてまた温めて


漉しながらティーポットに入れる。



好みの甘さになるように

はちみつをちょっとずつ混ぜながら


カップに注いで飲む。



フレッシュなスパイスの風味と

まろやかな甘さで


異国の伝統的雰囲気が溢れる場所で

黄昏ているような



なんとなくロマンティックな気分になります。



今日は

そんなチャイにも使っている

クローブのお話しです。




私が初めてクローブを意識したのは


メルボルンのスローフードのカフェで

魔法使い修行を始めたばかりのころでした。

(参照→母の庭と魔法使いから学んだこと)




お店で使うスパイスを覚えようと

一つ一つ

メモしている時に


瓶に手書きで


「Coloves」


と書かれているのを見つけ


「Co=共通の Love=愛??」


なんてロマンティックなんだろう♡



と、うっとりし

両想いのスパイスとして

瞬時に覚えました。




その数日後、

仕入れ先から届いたスパイスに


「Cloves」


と書いてあるのを見つけ



瓶に名前を書いたシェフの


スペルミスが発覚。



なんで何年も誰も書き直さないんだろう・・・・

両想いのスパイスじゃないのか


と少しがっかりしたけれど


じゃあ

「C Loves」

なら


Cさん

Chrisクリス(仮名)さんが愛したスパイスってこと??


それかクリスさんが愛する人に贈ったスパイスかも!!


と由来への妄想は広がり続け



クローブなどのスパイスとオーツ麦をミルクで煮た

ポリッジをカフェのお客様に褒められた時も


「クリスの愛も入っていますから♡」


と心の中で思っていました。



そして月日は流れ

5年が過ぎたころ。



ハーブとスパイスの資格を取るために勉強していると

テキストのクローブの欄に




適応:歯科領域の痛み、口腔粘膜の炎症、消化器系の不調


由来:釘の形に似ていることからフランス語で釘を意味する「クルウClou」が語源となっている。



という記述が.......。





く、くぎ????????




両想いのスパイスでも

クリスの愛でもなかったけれど



それでも私は未だにクローブを見ると

ロマンティックな気持ちになるのです。



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